富山(金沢)自由席往復きっぷの注意事項に「途中下車はできません。途中駅で下車された場合は前途無効となります」と書いてありました。
「途中下車をすると前途無効」・・・?どういう意味だろう。気になったので調べました。
途中下車をすると「前途無効」。分けて考えよう
まず、「前途無効」という言葉を「前途」と「無効」で分けて考えましょう。
前途とは
例えば金沢自由席往復きっぷは「行き」は富山から金沢、「帰り」は金沢から富山の往復きっぷです。
「行き」は富山から金沢なので、終着駅が金沢駅ですよね。なので、前途とは「金沢駅」までの道のり(行き先)のことを指します。
ところで、前途多難(ぜんとたなん)という言葉をご存知でしょうか。これからの道のり(行き先)に困難が待っているさまを表す四字熟語なんですが、聞きなれている方も多いと思います。
「前途」ってそういう意味だったんだなぁと、ようやく理解できました。
無効とは
続いて無効について。前途「金沢駅」まで乗車できるのに、途中の停車駅である新高岡駅で降りた場合は、前途が「無効」となります。
「無効」は字の通り「効果が無くなりますよ」という意味ですね。
なので、一度降りてしまうと、行きの乗車券は回収されてしまい、前途である「金沢駅」までの運賃の払い戻しもありません。
つまり「前途無効」とは、こういう意味
富山(金沢)自由席往復きっぷの注意事項に「途中下車はできません。」と書いてあるのは、途中下車はできるけど、降りたら切符は回収しますし、本来の目的地までの運賃も払い戻しはしませんよ、という意味が込められているんですね。
もちろん富山(金沢)自由席往復きっぷは一例ですので、切符などに「前途無効」というルールがあれば、上記の意味なんだなぁと理解しました。なるほどね~。
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