富山⇔金沢間を北陸新幹線で移動する方は、オトクな「自由席往復きっぷ」がJRから販売されていますのでご紹介します。
「自由席往復きっぷ」とは
北陸新幹線「つるぎ」「はくたか」の富山⇔金沢間の普通車自由席が通常よりも安い料金で利用できます。
- 富山から利用する場合は「金沢自由席往復きっぷ」
- 金沢から利用する場合は「富山自由席往復きっぷ」
というように若干名称は変わりますが、切符の料金や条件などは同じですね。
いくら安いのか?料金の比較をしてみよう
例として、北陸新幹線「つるぎ」「はくたか」のおとな1人が普通車自由席に乗った場合、通常販売されている切符と自由席往復きっぷの料金を比較して下の表にしました。
通常の往復きっぷ | 自由席往復きっぷ | 差額 |
---|---|---|
5,620円 | 3,600円 | 2,020円 |
2,000円ちょっと安いですね。こどもは半額です。
いつから発売されるの?利用できるの?
オトクな切符には期間が定められています。以下にまとめました。
発売期間 | 2015年5月10日(日)~2015年9月30日(水) |
---|---|
2015年9月11日(金)~2016年3月30日(水) | |
2016年3月1日(金)~2017年3月30日(木) | |
利用期間 | 2015年5月11日(月)~2015年10月1日(木) |
2015年10月2日(金)~2016年3月31日(木) | |
2016年4月1日(金)~2017年3月31日(金) |
自由席往復切符きっぷの注意点
- 有効期間は1日(利用日当日限り有効)
- 利用できるのは、北陸新幹線「つるぎ」「はくたか」のみ。「かがやき」は利用できません。
- 利用できる席は、普通自由席のみ。指定席は利用できません。
- 途中下車はできません。途中下車をした場合は、乗車券は回収され、残り区間の料金の払い戻しもできません。「つるぎ」「はくたか」で富山⇔金沢間で停車する駅は新高岡駅のみなので、新高岡駅で降りた場合はこのようなルールが適用されます。
- 切符購入後の利用開始日の変更はできません。
- 1往復分のみ利用可能です。
「自由席往復きっぷ」はオトクかどうか?メリットを考える
富山⇔金沢間の移動は、北陸新幹線を使う以外に「第3セクター」とされている「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」を利用してもいいと思います。
運賃はおとな1人あたり、往復で2,440円かかります。移動時間は約60分ほどです。
ここで「自由席往復きっぷ」と「第3セクター」を利用した場合とで比べてみましょう。
料金を比較
自由席往復きっぷ | 第3セクター | 差額 |
---|---|---|
3,600円 | 2,440円 | 1,160円 |
移動時間を比較
自由席往復きっぷ | 第3セクター | 時間差 |
---|---|---|
約22分 | 約60分 | 38分 |
時間を取るか、お金を取るか・・・考え方はみなさんそれぞれ違うと思います。
- 「北陸新幹線に乗って速さを体感したい。早く目的地に到着したい」
- 「第三セクターでのんびり乗りたい」
などなど。
料金は少しかかるけど「時間短縮ができることはメリットとしては大きい」と考える方もいらっしゃると思います。
「自由席往復きっぷ」購入するには
以下の場所、または方法で購入できます。
- 北陸エリアのJR西日本の主要駅にあるみどりの窓口、金沢・富山駅のみどりの券売機
- JRおでかけネット(電話:0088-24-5489 年中無休 営業時間:8:00~22:00)
- IRいしかわ鉄道やあいの風とやま鉄道の主な駅、のと鉄道穴水駅
- 北陸エリアの主な旅行会社
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