「えきねっと」のサービス「えきねっとトクだ値」を利用して予約すれば、窓口よりも10%割引で北陸新幹線の切符が購入できることはわかりました。(参考:【インターネット限定割引!】北陸新幹線開業に伴い「えきねっと限定割引切符」が販売される!)
今回は「モバイルSuica」のサービスを利用すると、北陸新幹線に割引で乗車できることを知ったので、調べて以下にわかったことを書きました。もし機会がありましたらご参考ください。
まず「モバイルSuica」とは何か
「モバイルSuica」とは、とてもシンプルに表現すると持っている携帯電話・スマートフォンでSuicaの機能が利用できる、というものです。
「モバイルSuica」の主な機能は以下のものがあります。
モバイルSuicaの主な機能
- 電車に乗れる
- 新幹線にも乗れる
- どこでもチャージができる
- どこでも定期券を購入できる
- Suicaで買い物ができる
- ネットショッピングの決済ができる
参考:JR東日本:モバイルSuica>モバイルSuicaとは
例えばですが・・・セブンイレブンなどのコンビニで、スマートフォンを機器にかざして支払をしている方を見たことはありますでしょうか。私はよくあります。
便利だなぁとは思っていたんですが・・・それが「モバイルSuica」でできることの1つだったんですね。
それで、今回は「モバイルSuica」で新幹線に乗れる「モバイルSuica特急券」というサービスがあるので、調べました。
「モバイルSuica特急券」で北陸新幹線に乗ることができる
それでは、「モバイルSuica特急券」とは何かですが・・・
JR東日本の新幹線(東北・山形・秋田・上越・長野の各新幹線)がチケットレスで利用できるモバイルSuica特急券。
チケット情報を受取り(ダウンロード)した携帯情報端末を改札機にタッチするだけで、新幹線へご乗車になれます。
というわけで「モバイルSuica特急券」は、チケットレス(切符を持たない)で新幹線に乗ることができる「モバイルSuica」会員のサービスです。
「モバイルSuica特急券」には別名や、さらに割引率の高いものがあります
「モバイルSuica特急券」は「モバトク」という別名があり、「モバトク」よりさらに割引率の高い「スーパーモバイルSuica特急券」は「スーパーモバトク」という別名があります。つまり、
- 「モバイルSuica特急券」は、「モバトク」のこと
- 「スーパーモバイルSuica特急券」は、「スーパーモバトク」のこと
です。同じものを指していても、呼び方が違うと混同しますよね。また、混同して覚えている方もとても多いようです。
この機会に覚えておきたいのですが・・・また自分なりにわかりやすくまとめたページを作成予定です。
というわけで、北陸新幹線の話に戻りますと、
- 「モバイルSuica特急券(モバトク)」
- 「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」
それぞれのサービスを利用すれば北陸新幹線に割引で乗車できるので、以下ご参考ください。
「モバイルSuica特急券(モバトク)」で北陸新幹線に乗るには
「えきねっと」のサービス「えきねっとトクだ値」と同じように、すべての北陸新幹線の列車で利用できるわけではなく、指定列車・座席・区間などが決められています。
以下がその条件です。
列車
- かがやき
- はくたか
- つるぎ
区間
- 北陸新幹線 長野~金沢間を含む全区間
割引率
- 区間によって変わります
設 備
- 普通車指定席
- 普通車自由席
- グリーン車
- グランクラス(シートのみサービス含む)
具体例があるといいですよね。例えば、
北陸新幹線「かがやき」の、長野~富山までの区間の普通車指定席は「モバイルSuica特急券(モバトク)」を利用すれば割引で乗れる。
といった感じです。
東京から乗った場合、割引金額を比較すると・・・
出発駅 | 到着駅 | 通常料金 | モバイルSuica(モバトク)の料金 | 差額 |
東京 | 金沢 | 14,120円 | 13,380円 | 740円 |
新高岡 | 13,580円 | 12,840円 | ||
富山 | 12,730円 | 11,990円 | ||
黒部宇奈月温泉 | 11,860円 | 11,120円 | ||
糸魚川 | 11,000円 | 10,260円 | ||
上越妙高 | 9,280円 | 8,540円 | ||
飯山 | 8,630円 | 7,890円 |
となっています。
えきねっとトクだ値と比較すると
上記の東京から乗った場合で「えきねっとトクだ値」と比較すると、割引率はあまり高くないですね。
では、「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」の場合はどうでしょうか。
「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」で北陸新幹線に乗るには
「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」についても、すべての北陸新幹線の列車が乗れるわけではなく、以下の条件があります。
列車
- かがやき
- はくたか
区間
- かがやき:東京~大宮 ⇔ 富山~金沢(対象列車停車駅)
- はくたか:東京~大宮 ⇔ 富山~金沢(対象列車停車駅)
割引率
- 「モバイル Suica 特急券(モバトク)」の発売額の運賃・料金からそれぞれ 10%割引
設備
- 普通車指定席
東京から乗った場合、割引金額を比較すると・・・
出発駅 | 到着駅 | 通常の金額 | スーパーモバイルSuica(スーパーモバトク)の金額 | 差額 |
東京 | 金沢 | 14,120円 | 12,030円 | 2,090円 |
新高岡 | 13,580円 | 11,550円 | 2,030円 | |
富山 | 12,730円 | 10,780円 | 1,950円 |
という感じになります。
「えきねっとトクだ値」「モバイルSuica特急券(モバトク)」と比較すると、最も割引率が高いのは?
東京駅から金沢、新高岡、富山まで乗車する場合は、「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」が最も割引率が高いですね。
いつから販売されるの?利用できるの?
いつから販売されるの?
北陸新幹線開業の1ヶ月前、2015年2月14日(土)から通年で販売されます。
いつから利用できるの?
北陸新幹線開業日の2015年3月14日(土)から通年で利用できます。
「モバイル Suica 特急券(モバトク)」「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」共に、発売開始日・利用開始日は同じですね。
※通年とは「一年を通して」という意味です。
最短での申し込みはいつから?
「モバイルSuica特急券(モバトク)」の最短申込み
北陸新幹線開業の1ヶ月前、2015年2月14日(土)の午前10時から。発車時刻の6分前まで申し込みができます。発売開始日のさらに 1 週間前から事前予約登録が可能。
通常の購入受付開始に先立ち、乗車日の1ヶ月前よりもさらに1週間前(同曜日)の5:30から事前に予約をお申込みになれます。
※ スーパーモバイルSuica特急券「スーパーモバトク」ではご利用になれません。(モバイルSuica特急券より)
なので、北陸新幹線開業日に「モバイルSuica特急券(モバトク)」を使って乗りたい場合は、2015年2月7日(土)の午前5時30分から事前予約登録ができる、ということですね。
「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」の最短申し込み
北陸新幹線開業の1ヶ月前、2015年2月14日(土)の午前10時から。乗車日前日の23時40分まで可能です。
「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」は、事前予約登録はできません。
まとめ
今まで駅の窓口で切符を購入していたんですが「モバイルSuica」会員になれば、
- 「モバイルSuica特急券(モバトク)」
- 「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」
のサービスを使って北陸新幹線に割引で乗ることができることがわかりました。
乗車する列車や区間などを考えて、
- 「えきねっとトクだ値」
- 「モバイルSuica特急券(モバトク)」
- 「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」
のいずれかで最も割引率が高いサービスを利用すればOKですね。サービスを利用する場合は、
- 「えきねっとトクだ値」は「えきねっと」会員(会員登録はこちらからできます)
- 「モバイルSuica特急券(モバトク)」「スーパーモバイルSuica特急券(スーパーモバトク)」は「モバイルSuica」会員(会員登録はこちらからできます)
それぞれへの会員登録が必要です。また、「モバイルSuica」会員についてはクレジットカード登録の年会費として1,030円が必要ですが、JR東日本が発行している「ビュー・カード」を持っていれば、当面の間は年会費無料とのことです。
「ビュー・カード」も「ビュー・スイカ カード」や「ビックカメラSuica カード」など、種類もいくつかあります。用途に合ったカードを持って適切に利用することで、さらにお得に北陸新幹線を利用できる、ということですね。
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